2008年3月5日水曜日

Fedora 8 で四苦八苦 WebDAV編その2

 前回の「Fedora8 で四苦八苦 WebDAV編」(cocolog館にて投稿)で失敗していましたWebDAVです。
 しかぁ〜し某友人曰く…「詰めが無さ過ぎ〜!!」ってことに…。
 そこで帰宅した早々に第2ラウンドを開始したところ、今度は正常に動作しました!!
 しかも、仮想ホストによる選択利用も視野に入る方法です。



 要約だけを記載したものですが、添付ファイルを見てください。
   「webdav.txt」をダウンロード



 <Virtual *:443>だけでDavを定義しています。Davディレクティブが(下位ディレクトリを除く)他ディレクトリや他Locationなりに影響しなければ、requireディレクティブのuser名と相まって、他の仮想ホストとユーザーではDAVが無効になっています。
 このあたりはマルで検証していません。
 理由はDAV使う利点がない!!
 それだけです。



 当初はSambaからの置き換えを予定していましたが、いざ開通してみると、ファイルのアップはできますが、ダウンができません。
 私のDAVに対する認識不足と思いますが、Explorerでアップして、IEでダウンしてディスク保存してからでないと使用できない模様です。
 これじゃ〜Explorerだけで完結するSambaの方が楽ですから…。



 それと、いくつかのサイトで記載されてる日本語文字コード変換モジュールのmod_encodeは不要の模様です(私が上記の環境で試したところでは不要でした)。
 Windowsディレクトリに保存されている全角名称の付いた壁紙ファイルを転送してみましたが、Fedora8側でもキチンと正常な日本語で表示されました。
 どうやら、Fedora8がUTF-8ですのでWindowsXP-SP2でUnicode(つまりUTF-8)ならば、FTPと同様に正常に日本語が表示されるようです。
 (うろ覚えですがWindowsXPはUTF-8だと思ったが…)



 ModSecurityを有効にしているとAccess DeniedつまりWebDAVが開通しませんでした。私のところで変更したところを添付ファイルに記載してあります。
 もしApacheのerrorログを見てヘッダーマッチでエラーが出ているようでしたらModSecurityが原因と思いますのでパターンを追いかけて修正するか、ModSecurityを無効にしてやる必要があるようです。



 htpasswdもデフォルトで作成されるパスワード形式がCRYPTになっているようです(-hオプションで表示される)。よってログインエラーが出るようでしたら、パスワード形式が異なっている可能性がありますので-mを付加してMD5形式のパスワードを作成する必要がある模様です。

2008年3月3日月曜日

住宅ローン控除(地方所得税)

 「週末雑貨」って看板立ててるので本旨に戻り…。
 タイトルにありますが確定申告真っ只中にあって頑張るお父さんの強い見方!!
 住宅ローン控除(正確には「住宅借入金等特別控除」)が熱いですょ〜!!
 国税だけの所得税が地方移譲され地方所得税として都道府県民税と市区町村税とになっています。
 昨年末までに住宅を取得し初めて住宅ローン控除が受けられる方は、今回の国税当局の手続きでイッペンにできる模様です(最も税務署に念を押すことが必要ですけど…)。
 しかし、それ以前に控除を受けていた方は、私もそうですが年末調整で終わらせて…って方が多いと思います。
 実は↑大間違い!!!!!!!!
 年末調整で還付されてくるのは国税の所得税だけです。
 地方に移譲された分の地方所得税は還付されていません。
 手続きも冷たいようですが国税当局は行いませんし、会社の税理担当も行いません(今年の確定申告で初めての方だけが国税当局でも代理受付してくれる模様)。
 全ては自分でやることになっているようです。
 ちなみに国税庁のホームページ、源泉徴収書にも書かれていますが、市区町村役場まで手続きに行く必要があります。
 当然ながら役所ですので締切があります。
 年末調整で還付金が一昨年よりも少ないと感じたら地方所得税の還付が期待できます。
 私の場合は源泉徴収書を受け取ってすぐ、1か月も前に手続きを終わらせましたが、ニンマリでした!!
 私の場合は特別区になりますので特別区の税務担当窓口まで行きます。
 書類を提出しますので用意するものは次のようなものです。
  源泉徴収書(原本を取られたくない方はコピーして一緒に持っていき、その場でチェックさせてコピーを控えにさせる。ただし対応は役所による)。ハンコ、年 末調整に出した住宅ローン控除計算書(無くても金額が書ければOKなので会社の税理担当や給料担当に問い合わせてもOK)。
 たったのこれだけを持って市区町村窓口に行って紙を1枚書くだけで場合によっては数万円〜10万円程度まで控除対象となります。
 ちなみに特別区の場合は、都民税と区民税を一緒に都税事務所が徴収しており、都税事務所のように思えますが、手続きは区役所です。そこで都民税分と一緒に手続きが行えます。
 地方所得税も地方税の1つですので国税のように一括還付はありません。次年度に課税される月額から控除される額を差し引いた額が納税額になるようです。
 医療費還付で税務署に行ったら、その足で区役所へ住宅ローン控除もお忘れなく…。

 大事な事ですが、私は税理士や会計士の資格を持っておりませんので自分の経験で記載しております。このことを十分に御承知おきください。

 

Fedora 8 で四苦八苦 WebMail編 SquirrelMail

 「Fedora8で四苦八苦」シリーズも終盤に向けてスパート体制…dash
 って、終わりなんかないんだよねぇ〜この世界。

 さて今回はSSLによるhttpsが構築できたのでポート403のhttpsベースだけで使用したいウェブメールを記載します。
 Fedora8ではWebMailとしてSquirrelMailがパッケージ供給されています。
 まずはSquirrelMailパッケージをインストール。
 すると、以下のディレクトリに展開されます(主要なもの)。

  • /etc/cron.daily/squirrelmail.con
  • /etc/httpd/conf.d/squirrelmail.conf
  • /etc/squirrelmail/config.php
  • /usr/share/doc/squirrelmail-1.4.13/
  • /usr/share/squirrelmail/
  • /var/lib/squirrelmail/
  • /var/spool/squirrelmail/

 このうち、重要なものが/etc/httpd/conf.d/squirrelmail.confファイルと /usr/share/squirremail/config/config.plファイル、 /usr/share/squirrelmail/config/config.phpファイルの3つです。

 squirrelmail.confファイルはapacheでの定義ファイルとなっており、includeディレクティブにより基本設定として取り込ま れます。内容はaliasディレクティブだけになっています。つまり、http://www.inter.net/webmailだろうがhttp: //hoge.inter.net/webmailだろうがhttps://hogu.inter.net/webmailであっても応答してしまいま す。
 私の場合は、https://www.inter.net/webmailだけに応答させたいので、squirrelmail.confの内容をコメン トにしてしまい、前回構築したポート403だけの仮想ホスト内に定義してあります。これでポート80では使用できなくなり、他の仮想ホストからもアクセス できなくなります。
 個人のWebMailでISPのWebMailサービスとは異なりますので、この程度のセキュ対策はとっておいた方が良いと考えたからです。

 さて、apacheの定義が終えたら次はSquirrelMailの設定になります。デフォルトのインストール状態では日本語が使えず、IMAPとの相性も悪いので設定変更が必要になります。
 ちなみにSquirrelMailには日本語サイト(少し古いようです…)があり、以下のURLとなっています。
   SquirrelMail日本語サイト

 これまた余談ですが、SquirrelMailは個人ユーザー向けの無償ソフトとなり、法人向けではRisuMailとして販売されています(今は違うのかな…)。

 Fedora8でPostfix+Dovecotで構築し、メールクライアントでOutlookExpress(Thunderbirdでもカス タムして合わせ込んでいる)な方は以下のサンプルを参照してください。←私の使用環境で、SquirrelMailの設定も合わせています。
 ち なみにOutlookExpressでは送信フォルダが露骨に日本語で「送信済みアイテム」となっており、Sentを使用していません (WindowsXP)。ThunderbirdではSentフォルダを使用していますが、Thunderbird側で「送信済みトレー」に置き換えてい ます。DovecotもデフォルトではSentになっています。
 この相違が重要で、昔からIMAPでメールを使うときの良くある障害になっています(MSのモノは他にも問題アリアリでサーバー構築上の障害になるときがありますが…汗)。
 今回の作業でテストしたところ、SquirrelMailでも「送信済みアイテム」として表示し、送信控え保存トレーとして機能しました。しかし、至極強行にしていますので参考にしてみてください。
 では、サンプル(というかオプションの解説)です。
   「squirrelmail_config.txt」をダウンロード

 /usr/share/squirrelmail/config/ディレクトリに移動し、次のコマンドで修正用スクリプトを走らせます。
  ./config.pl
 あとは上のサンプルを見ながらでも、項目番号を入力し、設定し…を繰り返してください。
 最後に保存のために、Sを入力し、Enterを入力します。その後でQを入力して設定完了です。
  おっと、config.plですが、konsoleやgnome-terminalでは一見バグったように見えてしまいます。これの原因はFedora8 のkonsoleのデフォルト配色が白地に黒字となっていることです。config.plは白文字を表示するようにデフォルトで設定されていますので、こ の状態を直す必要があります。
 方法としては2つあります。1つはconfig.plを実行した時にCを入力して、カラーモードを無効にする。もう1つはkonsoleのスキームを変更し、黒地に白字としてしまいます。
 さて、config.plでの修正が終わりましたら、「送信済みアイテム」を強行修正します。
 対象ファイルは/usr/squirrelmail/config/config.phpファイルです。エディター等で開いておいて76行目の「Sent」って文字列を「送信済みアイテム」に変更してしまいます。
 もっともSentのままでも、SquirrelMailへWeb越に接続し、オプションのフォルダのところで変更することも可能なようですが、私は最初から直して接続したので不明です。
 ほかに注意すべきはTLSの設定です。私のところではTLS環境を構築しています(Thunderbirdでも使用しています)が、SquirrelMailで有効にするとエラーで使いモノになりません。TLSを無効な状態で使用しないとダメみたいです。
 それとSELinux君にも叱られます。
 最低でも"setsebool -P httpd_can_network_connect=1"はしておきましょう。ファイルラベルは適当にしてください(私の環境はPermissiveで蓄積モード)。

 確認送信してみたのですが、SquirrelMailでは@www.inter.netというドメインのようにwwwを付けてしまいます。気になる方はヘッダー情報を書き換えるようpostfixなり、SendMailなりを修正する必要があります。

Windows Vista SP1

 マイクロソフト社の最新OSとなる「Windows Vista SP1」が突如として予約開始されました。
 マイクロソフトの日本語ページにも情報がありますが、詳細になると英語へ跳ばされます…泣
 報道ページにも記載はなし。

 仕方がないので米国本社のMicrosoftサイトを見にいきました。

 探し方が悪かったせいかパッケージ版発売日やMicrosoft Updateダウンロードサービス開始に関する日付は確認できませんでした。
 まぁ、世界に冠たるITショップバレーのAkibaですので日本時間3月15日午前0時に間違いないと思います。
 特に大手の九十九電機さんで公開されていれば信用できるでしょう。

 英語ページでは既に要約等が用意され、PDFやXPSでダウンロードできるようにもなっています。

 今回の目玉はナンといっても膨大なバグの修正にあろうかと思います。
 その他にいくつかの気になる情報も要約に書かれていました。

  1. Microsoft UpadateからGetできる模様(アドレス記載されてましたょ)
  2. ファイルコピー速度の向上(同一ディスク25%〜SP1同士のLAN間50%)
  3. スリープ状態からの起動が改善
  4. スリープ状態におけるビデオカードアドレス問題の解決
  5. 圧縮(zip)フォルダの改善
  6. Direct3D10が10.1になる
  7. 新ファイルシステムexFATの導入

 鱈腹ありますのでユーザーによっては別なところが重要視されると思います。
 そこで英語ページですがリンクは次のとおりです
   要約ページ
   要約ダウンロードページ
 要約ダウンロードは直リンクではありません英語ガイドページですが、日本語ページと同様な作り方ですので直感で操作してください…この程度の英語ならどうにかなりました。

 累積エラーの修正…見るだけの根性ないのでスッ飛ばしました。

 気になる箱入版の価格ですが、FDDセットDSP版Ultimateで2.5万円を切る模様です。