2009年3月9日月曜日

Fedora 10 で四苦八苦 環境構築編 nVidia(VGA)編

基本的には、既報「Fedora 9 で四苦八苦 環境構築編 nVidia その1~その3」のFedora 10版となります。

Fedora 9 で四苦八苦 環境構築編 nvidia その1
(http://affilie-blog.blogspot.com/2008/05/fedora-9-nvidia-1.html)

Fedora 9 で四苦八苦 環境構築編 nvidia その2
(http://affilie-blog.blogspot.com/2008/05/fedora-9-nvidia-2.html)

Fedora 9 で四苦八苦 環境構築編 nVidia その3
(http://affilie-blog.blogspot.com/2008/06/fedora-9-nvidia-3.html)

Fedora 10」では、nVidiaチップによってnVidia謹製ドライバの相性が発生するようです。
自分のところでは、GF6800GF6200は最新と思える180.29で作成でき、使用することができています。
しかし、GF5800nVidiaによるサポートが打ち切られたようで173.14.12が最新とされています。
この影響のほか、Fedora 10nVidiaドライバ173.14.12をコンパイル終了することができませんでした。
ビデオカードにGF5800を使用していると、nVidiaドライバのコンパイルが異常終了し、カーネルドライバの構築が正常にできず、結果としてX関係のライブラリ構築も実行できませんでした。

また、GF6200ではFull-HD解像度(1920x1080)をサポートせず、1600x900あたりで打ち止めとされてしまいます。
GF6800」ではnVidia謹製ドライバによる構築がスンナリと完了し、Full-HD解像度(1920x1080)もサポートされています。

こうしたことから、Windowsと同じように古いデバイスを排除しつつあるようにも思えました。

愚痴はさておき、肝心の構築のほうですが…手抜きします。
既報「Fedora 9 で四苦八苦 環境構築編 nVidia その3」を読み替えてください。
マンマ使えます。

あとは定義ファイル(/etc/X11/xorg.conf)を作成し、修正するだけです。
このxorg.confファイルは、Fedora 10では作成されていませんので自力で作成します。

  • 2つのモニタでクローン表示:「xorg.conf.clone.f9」をダウンロード
  • 2つのモニタでツイン表示(Windowsのデュアルモニタ似):「xorg.conf.twin.f9」をダウンロード
  • 2つのモニタで別々のXを表示:「xorg.conf.MultiX.f9」をダウンロード
  • 上で作業した後のとりあえずnvidia:「xorg.conf.f9」をダウンロード
  • Linux Display Driver – x86 173.14.12
    (http://www.nvidia.com/object/linux_display_ia32_173.14.12.html)

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    2009年3月8日日曜日

    アップル NehalemベースのXeonをデュアル搭載した新Mac Proを発売

    Wintel」向けよりも一足早くにアップルNehalemベースのXeonを最大2つ搭載する「Mac Pro」を新発売した。

    特徴はなんと云っても…「Core i7」以降では初となるNehalemシリーズを採用したとされる「Xeon 3500系」「Xeon 5500系」を搭載しているところだろう。

    また、今回の発売は相も変わらずな「抜け駆け」発売でもあろう…。

    米国インテルの公式ページにおいて「Xeon 3500系」と「Xeon 5500系」の製品情報はアップされておらず、最新でも「Xeon 3400系」と「Xeon 5400系」になっている。
    気になるところでは、「Xeon 7500系」の発売時期にもあると思う。
    現行の「Xeon 7400系」は、「Core i7」以降に発売されているためです。

    今回の新発売された「Mac Pro」のうち、デュアルXeonにできるのは「Xeon 5500系」の方だけのようです。
    つまり、「Xeon 3500系」ではデュアルは非対応になっているのかどうかすらも不明な状況です。
    Xeon」系はサーバー用途とされ、デスクトップ用途となる「Core i7」系とは一線を画す製品群と思っているので、「Xeon 3500系」にした意図が見えない。

    また、「Wintel」陣営ではデュアルLGA1366ボードすら皆無な状況と思える。
    そんな中でデュアル「Xeon 5500系」の発売ですから…驚いたほかは無い。

    Mac Pro」の特徴のもう1つがQuad SLIにある。
    スペックを読むと、「nVidia GeForce GT120」を4枚搭載可能とされている。
    Wintel」では「nVidia GeForce GTX280」とかの200番台を使用しているだけに気になる相違点でもあります。

    もっともMacは買う気がないので技術的な肴にする程度な私ですが…。

    それにしても…8コアでHT技術による仮想16コアですか…。
    強烈なマルチスレッド実行環境には変わりないなぁ~夢

    アップルストア」では受注が開始され、「デュアルXeon」の納期は6日間とされています。
    予約とかではなく、通常販売の状況ですので飛びついた方の情報アップに期待したい…他力本願w

    Mac Pro
    (http://www.apple.com/jp/macpro/)

    Apple Store
    (http://store.apple.com/jp/browse/home/shop_mac/family/mac_pro)

    アップル、Nehalem Xeon+GeForce GT 120搭載のMac Pro
    (http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0304/apple03.htm)

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    Fedora 10 で四苦八苦 環境構築編 grub編

    基本は既報「Fedora 9 で四苦八苦 環境構築編 grub」のとおりです。

    Fedora 9」から「Fedora 10」にアップされた際に変更されたポイントは、視覚的にはスプラッシュ画面の変更程度です。

    なので…大掛かりな変更は無いものと思われます。

    しかし、「Fedora 9」のマンマは使い勝手の悪い部分もそのままです。

    ブート時間の短縮化により、自動起動までの待ち時間が極端に短く、起動させるOS選択の余地もありません。

    最近ではHDDマウンタが低価格となり、USB等のフラッシュメモリも低価格かつ大容量化していますのでデュアルブート環境を構築してやる必要性が以前よりも少なくなりました。

    こうした背景においてはOS選択画面を表示させる必要も無いとも思えますが、イザ使用となると…

    /boot/grub/grub.conf」ファイルのカスタマイズが必要になります。

    また、日本語キーボードに最適化されていませんので"="なんかがオカシクなります。

    grub.confサンプルファイル
    (http://affilie.cocolog-nifty.com/blog/files/grub.conf.fc10)

    サンプルファイルでは次の点に留意ください。

    • ダウンロードして即使用はできないようになっています(コピペしてお使いください)
    • ボリュームのIDとも云えるUUIDを変更しています
    • md5による暗号化パスワードを削除し、コメントアウトしています
    • Windows 7 Betaを第2ドライブから起動してもCドライブとなるようにchainloaderを設定しています
    • rhgbオプション有効にしていますので起動時にVESAモード有効の綺麗な画像が表示されます
    • 起動モード(1/3/5)を記載していませんので/etc/inittabファイルに記載されているデフォルトブートモードが適用されます

    私の場合はデュアルブート環境であること、nVidiaドライバをnVidia配布品からインストールしていますのでカーネルバージョンが変更されるとコンソール作業があること…の2つからgrub.confファイルの修正はお世話になる作業です。

    Fedora 9 で四苦八苦 環境構築編 grub
    (http://affilie-blog.blogspot.com/2008/05/fedora-9-grub.html)

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    Windows7+Kaspersky8 で四苦八苦(KL1.sys)

    Windows 7」Betaを入手し、ウィルス対策ソフトとしてはテスト期間が最長となるKaspersky 8を使ってみました。

    環境は32ビットなんですけども…

    これがダメ出しの状況となりました。

    少しばかり立込んだ作業をすると、「KL1.sys」が「IRQ_EQUALウンタラ」と表示されるブルー画面をプチプチと連発してくれます。

    シングルタスクのようにチマチマと使っている分にはブルー画面になることはないのですが、マルチタスクで少しばかり負荷(それでもCPU使用率は100%未満)をかけてやると、見事に「IRQ_EQUALウンタラ」ブルー画面です。

    固有の1台ならハードウェアデバイスドライバとの相性もありそうですが、複数台で発症していますのでソフト的な要因と思います。

    そこでアチコチを調べているうちにKasperskyのベータ版をダウンロードできそうなサイトを見つけました。

    「8.0.0.1071」を試してみましたが、状況が変化することはありませんでした。

    どうやら、32ビット版Windows 7 BetaKasperskyの組み合わせは相性問題で悩ましい状況にありそうです。

    余談ですが…

    Windows 7 Beta」で開始当初はサポートされていないようにも思えたVGAカードのGF5800ですが、現在はドライバがアップされているようです。

    ftp://downloads1.kaspersky-labs.com/devbuilds/
    (ftp://downloads1.kaspersky-labs.com/devbuilds/)

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    NEC製無線対応ルーター WR8500N使用記

    NEC」製無線LAN対応ルーターAterm WR8500N(PA-WR8500N)」の使用記です。

    結果から書けば、購入してから2か月の間は「すこぶる安定した運用」が出来ています。

    もっとも、無線LANはPSPDSのポータブルゲーム機でしか使用しておらず、殆どはPCの有線LAN接続だけとなっています。

    私が購入するにあたり、注目したポイントは次のとおりです。

    • LAN側、WAN側ともにギガビット対応(ただし回線はB-fletsベーシックなのでWAN側は100Mになります)
    • オールギガビット対応によるスループットの速さが見込まれる(メーカー公表値は806M)
    • 無線LANは802.11n(Draft)に対応し、802.11a/11b/11gにフル対応
    • コンシューマ用途では、Yamahaと双肩をなすNECとしての品質の高さが期待できる(安定志向)
    • 危険なDSとの接続(WEP)を回避するマルチSSIDを実装
    • 値段的にもコンシューマ用途(150000円を切る)

    今までは、Planex製BRL-04GP」を使用していましたが、接続が不安定となることが多くなったための買い替えです。

    設定は全てWebから行えるようになっていました。
    このあたりはイマドキの製品かと思います。

    接続設定が完了し、イザ使い始めてみて気づいたポイントは次のとおりです。

    • 接続設定は5パターンを登録可能で、ルーティングやポートに応じた切替使用が可能なようです(私はISP1社、フレッツスクウェア1つの2つだけを使用)
    • IPアドレス設定がアリガチな192.168.1.0/24に固定されておらず、192.168.1.0~192.168.254.0の間で設定できるほか、任意(10.0.0.0/8)に設定可能
    • IPアドレス設定の自由度が高いためか、DHCPサーバーとして機能させた時の配布アドレスもアリガチな192.168.1.0/24に限定されない
    • ルーターにFirmwareアップデート機能が内蔵されており、任意に実行させてアップできる
    • パケットフィルタエントリは最大50個まで登録可能
    • MACアドレスフィルタリングエントリは最大32個まで登録可能

    次に、もう少し改良して欲しいポイント、残念なポイントは次のとおりです。

    • 802.11a系と802.11b/11g系とを同時に使用できず、切替使用のみとなっています
    • 無線動作モードを「自動」にし、オートチャネルセレクト機能で5GHz帯まで有効にさせた際に、私のようなポータブルゲーム機だけの環境では子機を拾い上げてくれません
    • 悪質サイトブロック機能は無償ではなく、有償サービスとなっています
    • DMZ機能はPlanex製のようなポート毎の割振機能(バーチャルサーバー機能)ではなく、全ポートを指定した1つのIPアドレスに転送するだけです

    なお、DSの危険性については既報です。

    どうやら、PA-WR8500Nは普通のアクセスにはお勧めできる1機種になりそうです。
    ただし、独自サーバー公開の用途では少し貧弱な部分があるので、補完する必要があります。
    私のところではBRL-04GPがあるので、そのバーチャルサーバー機能を間に噛ませるという方法もありそうに思います。

    WR8500N
    (http://121ware.com/product/atermstation/product/warpstar/wr8500n/index.html)

    NEC/日本電気 Aterm WR8500N PA-WR8500N 価格比較
    (http://www.coneco.net/PriceList/1071128337/order/MONEY/)

    BRL-04GP
    (http://www.planex.co.jp/product/broadlanner/brl04gp.shtml)

    DSiの無線LANは要注意だった…WEPから脱却できず
    (http://affilie-blog.blogspot.com/2008/11/dsilanwep.html)

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