2009年3月8日日曜日

Fedora 10 で四苦八苦 環境構築編 grub編

基本は既報「Fedora 9 で四苦八苦 環境構築編 grub」のとおりです。

Fedora 9」から「Fedora 10」にアップされた際に変更されたポイントは、視覚的にはスプラッシュ画面の変更程度です。

なので…大掛かりな変更は無いものと思われます。

しかし、「Fedora 9」のマンマは使い勝手の悪い部分もそのままです。

ブート時間の短縮化により、自動起動までの待ち時間が極端に短く、起動させるOS選択の余地もありません。

最近ではHDDマウンタが低価格となり、USB等のフラッシュメモリも低価格かつ大容量化していますのでデュアルブート環境を構築してやる必要性が以前よりも少なくなりました。

こうした背景においてはOS選択画面を表示させる必要も無いとも思えますが、イザ使用となると…

/boot/grub/grub.conf」ファイルのカスタマイズが必要になります。

また、日本語キーボードに最適化されていませんので"="なんかがオカシクなります。

grub.confサンプルファイル
(http://affilie.cocolog-nifty.com/blog/files/grub.conf.fc10)

サンプルファイルでは次の点に留意ください。

  • ダウンロードして即使用はできないようになっています(コピペしてお使いください)
  • ボリュームのIDとも云えるUUIDを変更しています
  • md5による暗号化パスワードを削除し、コメントアウトしています
  • Windows 7 Betaを第2ドライブから起動してもCドライブとなるようにchainloaderを設定しています
  • rhgbオプション有効にしていますので起動時にVESAモード有効の綺麗な画像が表示されます
  • 起動モード(1/3/5)を記載していませんので/etc/inittabファイルに記載されているデフォルトブートモードが適用されます

私の場合はデュアルブート環境であること、nVidiaドライバをnVidia配布品からインストールしていますのでカーネルバージョンが変更されるとコンソール作業があること…の2つからgrub.confファイルの修正はお世話になる作業です。

Fedora 9 で四苦八苦 環境構築編 grub
(http://affilie-blog.blogspot.com/2008/05/fedora-9-grub.html)

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Windows7+Kaspersky8 で四苦八苦(KL1.sys)

Windows 7」Betaを入手し、ウィルス対策ソフトとしてはテスト期間が最長となるKaspersky 8を使ってみました。

環境は32ビットなんですけども…

これがダメ出しの状況となりました。

少しばかり立込んだ作業をすると、「KL1.sys」が「IRQ_EQUALウンタラ」と表示されるブルー画面をプチプチと連発してくれます。

シングルタスクのようにチマチマと使っている分にはブルー画面になることはないのですが、マルチタスクで少しばかり負荷(それでもCPU使用率は100%未満)をかけてやると、見事に「IRQ_EQUALウンタラ」ブルー画面です。

固有の1台ならハードウェアデバイスドライバとの相性もありそうですが、複数台で発症していますのでソフト的な要因と思います。

そこでアチコチを調べているうちにKasperskyのベータ版をダウンロードできそうなサイトを見つけました。

「8.0.0.1071」を試してみましたが、状況が変化することはありませんでした。

どうやら、32ビット版Windows 7 BetaKasperskyの組み合わせは相性問題で悩ましい状況にありそうです。

余談ですが…

Windows 7 Beta」で開始当初はサポートされていないようにも思えたVGAカードのGF5800ですが、現在はドライバがアップされているようです。

ftp://downloads1.kaspersky-labs.com/devbuilds/
(ftp://downloads1.kaspersky-labs.com/devbuilds/)

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NEC製無線対応ルーター WR8500N使用記

NEC」製無線LAN対応ルーターAterm WR8500N(PA-WR8500N)」の使用記です。

結果から書けば、購入してから2か月の間は「すこぶる安定した運用」が出来ています。

もっとも、無線LANはPSPDSのポータブルゲーム機でしか使用しておらず、殆どはPCの有線LAN接続だけとなっています。

私が購入するにあたり、注目したポイントは次のとおりです。

  • LAN側、WAN側ともにギガビット対応(ただし回線はB-fletsベーシックなのでWAN側は100Mになります)
  • オールギガビット対応によるスループットの速さが見込まれる(メーカー公表値は806M)
  • 無線LANは802.11n(Draft)に対応し、802.11a/11b/11gにフル対応
  • コンシューマ用途では、Yamahaと双肩をなすNECとしての品質の高さが期待できる(安定志向)
  • 危険なDSとの接続(WEP)を回避するマルチSSIDを実装
  • 値段的にもコンシューマ用途(150000円を切る)

今までは、Planex製BRL-04GP」を使用していましたが、接続が不安定となることが多くなったための買い替えです。

設定は全てWebから行えるようになっていました。
このあたりはイマドキの製品かと思います。

接続設定が完了し、イザ使い始めてみて気づいたポイントは次のとおりです。

  • 接続設定は5パターンを登録可能で、ルーティングやポートに応じた切替使用が可能なようです(私はISP1社、フレッツスクウェア1つの2つだけを使用)
  • IPアドレス設定がアリガチな192.168.1.0/24に固定されておらず、192.168.1.0~192.168.254.0の間で設定できるほか、任意(10.0.0.0/8)に設定可能
  • IPアドレス設定の自由度が高いためか、DHCPサーバーとして機能させた時の配布アドレスもアリガチな192.168.1.0/24に限定されない
  • ルーターにFirmwareアップデート機能が内蔵されており、任意に実行させてアップできる
  • パケットフィルタエントリは最大50個まで登録可能
  • MACアドレスフィルタリングエントリは最大32個まで登録可能

次に、もう少し改良して欲しいポイント、残念なポイントは次のとおりです。

  • 802.11a系と802.11b/11g系とを同時に使用できず、切替使用のみとなっています
  • 無線動作モードを「自動」にし、オートチャネルセレクト機能で5GHz帯まで有効にさせた際に、私のようなポータブルゲーム機だけの環境では子機を拾い上げてくれません
  • 悪質サイトブロック機能は無償ではなく、有償サービスとなっています
  • DMZ機能はPlanex製のようなポート毎の割振機能(バーチャルサーバー機能)ではなく、全ポートを指定した1つのIPアドレスに転送するだけです

なお、DSの危険性については既報です。

どうやら、PA-WR8500Nは普通のアクセスにはお勧めできる1機種になりそうです。
ただし、独自サーバー公開の用途では少し貧弱な部分があるので、補完する必要があります。
私のところではBRL-04GPがあるので、そのバーチャルサーバー機能を間に噛ませるという方法もありそうに思います。

WR8500N
(http://121ware.com/product/atermstation/product/warpstar/wr8500n/index.html)

NEC/日本電気 Aterm WR8500N PA-WR8500N 価格比較
(http://www.coneco.net/PriceList/1071128337/order/MONEY/)

BRL-04GP
(http://www.planex.co.jp/product/broadlanner/brl04gp.shtml)

DSiの無線LANは要注意だった…WEPから脱却できず
(http://affilie-blog.blogspot.com/2008/11/dsilanwep.html)

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