VMware ESX 3i が無償公開された事で刺激され、Hypervisor 方法による仮想化を試みてみました。
結果は…タイトルにある通りで失敗に終わっています。
以下に失敗したポイント等を記載しておきますので導入成功への足がかりとしてみてください。
1)インストール対象環境
CPU:Pen4-3.0GHz(HT有効)
MEM:DDR400-512x2=1GB
VGA:Geforce 6800 AGP
Chipset:i865G+ICH5(Rはありません)
拡張:Promise Fasttrack SATA150
HDD:SATA 80GB
ROM:PATA接続のマルチDVDドライブ
2)VMware ESXi
要求環境が高いかったです。感想としてはラックサーバーが対象のようです。
上述のICH5のSATA接続ではインストール先として認識しませんでした。
VMware ESXiのインストール先となるストレージデバイスはSATAやSASとされていますが、Intel純正チップはダメでした。
オンボードのPromise SATA150へ接続したらインストール先デバイスとして認識されました。
まずは、この時点で弾かれるユーザーが多いと思います。
オンボードのSATAコントローラは、RAIDモードではなく、通常モードで接続し、インストール先として認識できたあたりから、安いSATAカード(Silが多いかな)でも認識される可能性はあります。
この際に、フと思ったのがNAS対応の部分です。
NFSなら対応するようにも思えますが、SMBはダメでした。
HDDが認識できたところでCD-ROMからインストールイメージを転送させてやります。
インストールイメージの転送が終了し、再起動させた後に…失敗でした。
Hypervisorが起動した直後に「ブルースクリーン」ならぬ「ピンクスクリーン」が表示されました。
これではゲストOSのインストールとかが出来ません。
エラーメッセージを見ると、CPUに関係していそうです。
VMware ESXiのCPU要求スペックとしては、XeonやOpteronを2個以上とあるようです。
どうやら、この辺りがネックにも思えますが、遅くても動いてくれないのには…参りました。
また、ドキュメントには記載されていませんが、Xenを設定している際に感じたのですが、場合によってはPen4固有の拡張機能が必要環境を満たしていない可能性もあります。
3)Xen
要求スペックは満たしていると思いますが、HypervisorとなるべきXenカーネルが起動してくれません。
インストール等はFedora9ですのでパッケージユーティリティが使えますので基本的にはRequireパッケージも自動でインストールされるハズなんですけど…。
エラーで停止しているポイントは、Grubから起動した後にログチェックに関するエラーメッセージが出力され(ログ作成失敗とかかな)、コンソール初期化と思しきあたりでハングアップしてしまいます(20分ほど放置して進行せず)。
エラーコードも何も無いんじゃ~作業が進行しませんでした。
Fedora9のドキュメントを見ると、Fedora8では記載されていたGrubの設定項目が無いです。
KVM/Qemu廻りの説明は記載されていますが、Xenに関してはイキナリ的にゲストOSへと飛んでいるような気がします。
なお、xen.orgからtarボールをダウンロードしてインストールは行っていません。
今回の作業はFedoraパッケージだけの作業にしています。
もしかしたら、とんでもない勘違いだけの気もしますが、CPUも気になるポイントです。
完全仮想化で要求されている拡張機能にIntelならvmx拡張、AMDならvms拡張(ウロ覚えです)がありますが、Pen4は対応しておらずvmeとなります。
準仮想化で要求されている拡張機能にはPAEがありますが、Pen4は対応しています。
Pen4も表現上はi686であり、PAEがあるのでHypervisorを動作させる環境にはあると思うのですが…謎。
なお、CoreシリーズのCPUを使っていませんので不明ですが、Core2もi686の気がします。
それは新CPUとなるnehalemがCore i7というネーミングからして、i786になるものと勝手に思っているからです。
4)KVM/Qemu
設定ファイルを修正したりしていませんが、serviceコマンドで一発起動しました。
もっともSoftwareエミュでの仮想化なのでハナから試す気はありません。
まずは失敗報告です。
週末雑貨 affilie
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