インテルの公式プレスページ(NehalemをCore i7(アイ・セブン)と命名)へ
現行のCore 2 Duo や Core 2 Quad との関係までは明記されていませんが、販売される際のロゴが一新されることから、別物であると思われます。
今まで公的な場所での公開資料を読むとLGA775ではなく、LGA1366(だと思った)となり、CPUソケットの改定が予想されます。
独断的な要素満載で集約すると次のようなものが予想されます。
- LGA775に別れを告げ新LGAとなり、ピン数が増加する。つまり32ビットよりも64ビット環境に最適化されつつあると思われる。
- メモリコントローラがX48やG45などのノースブリッジに無く、AMDのようにCPUに包括され、DDR2やDDR3と云った使用するメモリの柔軟性が乏しくなり、現在は高値の華のDDR3を否応なく使用させることが予想される。
- Extreme Editionの存在を示唆しているが、キャッシュ容量の相違だけと思われる。
- 現在の Core 2 では2コア1キャッシュであるが、これが見直され2コア4キャッシュとなりそうである。この背景には Pentium 4 で使用された Hyper Threading 技術が強く関与する。
- SSEがバージョンアップされ、現行のSSE4がSSE4.2となりそうです。
- 発売時期は2008年第4四半期となっていることから、本年10月~12月と予想される。このためフラッグシップとなっている Core 2 Quad Q9650 の価格動向を注視する必要がある。Q9650 の発売開始直前になって前触れもなく Q9550 の価格が下落していたが、i7 発売の際も同様な傾向になりそうなのでボッタくられないように気をつけるしかない。
- LGAソケットが新しくなり、メモリコントローラも包括するようだと現行のマザーボードはDDR3対応しているモノでも転用は利かないと思われる。マザーボードベンダーの動向も注視する必要がある。
- i7 そのものの搭載キャッシュ容量は現行の半分となりそうであるが、上述したHT技術により、速度としては向上しているものと思われる。つまり、現行の Core 2 はAMDの2コア2キャッシュよりも無駄が多いものと思われる。しかし、古の技術を見れば、浮動小数のIntel、整数のAMDなのでマルチメディア分野におけるIntelの優位性は揺らぎないものと思われる。
- 8コア16キャッシュの発売も予想され、クロックアップよりもコア数で速度向上を図ってくるものと予想される。affilieの個人的な考え方では、クロックアップでは2倍速まで上げないと速度向上は見込めないが、並列は増加させた分だけ確実に速度アップすると思っています。
- よもや Pentium-Pro のようなデカいサイズになることは無いと思っていますが、ピン数の増加に合わせ、現在のLGA775よりも大きくなることだけは必須と思われる。
その他としてWindowsでは恩恵が少ないと思えるが、Linuxサーバーを構築した経験からすると仮想化技術も見逃せないと思います。
並列処理で高速化させていますのでXenやVMware ESXなどの仮想化環境での実行速度も如実に向上し、サーバー統合化も見えてきそうです。
1台のサーバーでクラスタリング構成させたり、あたかも別マシーンで実行させているかのような統合されたサーバー構築も見えてきそうです。
統合されたサーバー構築とは、1台のサーバー上に仮想化でコア数分の仮想化マシーンを構成し、その上にメールサーバー、Webサーバー、FTPサーバー、DNSサーバー、ファイアウォールを構成することです。これにより、トータルパフォーマンスが向上し、電力消費の低下が期待されます。
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