ただし、インテル(INTEL)からは公式発表が無いと思いますし、記事中の記載を読む限りでは「OEMメーカー筋からの情報」と前置が必要なようです。
記事本文としては、7つある「Nehalem」のうち、普及版のデスクトップ向け「Havendale」、ノート向け「Auburndale」の2つだけが、大量供給される時期を2009年Q3から2010年Q1へと半年遅れる…としています。
それを裏付ける考察も記入されいます。
affilieは、その本文もさることながら、余談の方を注目しました。
「Nehalem」のソケットは、LGA1366となる「Socket B」だけと思っていましたが、間違えていたようで、他に2種類あるようです。
LGA1156となる「Socket H」、LGA775となる「Socket T」というものです。
投入が間近とされる「Core i7」では、開発コードネーム「Bloomfield」の頭文字Bに由来する「Socket B」つまり「LGA1366」で供給される。
しかし、本命と目されるソケットは、開発コードネーム「Havendale」の頭文字Hに由来する「Socket H」つまり「LGA1156」のようです。
こうなると、「Pentium 4」の頃にあった「Socket 423」と「Socket 478」とをフツフツと思い出してしまいます。
「Socket 423」は「Pentium 4」投入当初のソケットでしたが、投入当初から後継となるソケットが噂され、アッというまに本命の「Socket 478」へと切り替わってしまいました。
当然のことながら、ソケット間での互換性はありませんでした。
暫く「Socket 478」が続きましたが、最終的には「Core 2」までもサポートしている現行ソケット「LGA775」へと変化しました。
この繰り返しになるのか…
答えは製品が出荷されてからでないと出ないと思います。
推察ですが、「Nehalem」ではメモリコントローラ等のノースブリッジ主要部分を内蔵するCPUということに注意すれば、逆に内蔵するノースブリッジ部分の出来で「ソケット」が決定されるようでもあります。
7つある「Nehalem」のうち、「Havendale」と「Auburndale」の2種類はGPUまでも内蔵するが、デュアルコアのようです。
また、「Clarksfield」と「Lynnfield」の2種類は、GPUを内蔵せず、クアッドコアのようです。
さらに「Core i7」で投入される2製品の推定価格も記載されています。
2.93GHzの方は500US$台、2.66GHzの方は200US$台後半となっています。
現行Quadに無理やり当てはめると、2.93GHzの方は現行Q9650程度、2.66GHzの方は現行Q9550程度になりそうな感じです。
さて、ここで以下の記事で記載した「Nehalem」シリーズの部分を、今回判明した内容を追記する形でaffilieの独断で整理してみました。
(表を使っていますので、ケータイの方は…ごめんなさい)
(http://affilie.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/from-enterprise.html)
CPU | ターゲット | 備考 | (現行 チップ セット だと…) |
Nehalem EP | 高性能サーバー | 不明 | 不明 |
Nehalem EX | 拡張型サーバー | 不明 | 不明 |
Core i7 Extreme | ハイエンドデスクトップ | LGA1366/Quad/DDR3 現行QXシリーズと同程度 | X48 |
Core i7 | ハイエンドデスクトップ | LGA1366/Quad/DDR3 現行Q9000シリーズと同程度 | X48 |
Lynnfield | 普及版デスクトップ | LGA1156/Quad | P45 |
Clarksfield | 普及版ノート | LGA1156/Quad | P45 |
Havendale | 廉価版デスクトップ | LGA1156/Dual/GPU | G43 |
Auburndale | 廉価版ノート | LGA1156/Dual/GPU | G43 |
この表から、推察してみます。
「Core i7」の値段を基本に考えれば、下位に当たる「Lynnfield」と「Havendale」は現行E8000シリーズと同程度か少し高い程度になると思われます。
「Lynnfield」と「Havendale」とでは、コア数の差をGPUと同程度と考えれば、値段差は少ないと思います。
ただし、記事中に記載されている「LGA775」こと「Socket T」は、「Nehalem」で用意されているものではなく、「転換先としての話のようだ…」ですかねぇ~。
それにしても、「ソケット」が異なると「マザーボード」も当然のことながら…変えなきゃならないのですから、厄介です。
LGA1156-LGA1366のゲタが登場して欲しいところかなぁ。
この文書は、以下の記事を参考にして記載しています。
(http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0918/ubiq227.htm)
この文書は、Google ドキュメント で作成し、公開もしています。
(http://docs.google.com/Doc?id=dcw8wfzq_63cjk65tcz)
週末雑貨 affilie
(http://affilie.ntym.net/)
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