2008年9月18日木曜日

米VMware、仮想マシンのクローンを作るVMware Viewなどデモを交えて紹介 from ENTERPRISE WATCH

 「ENTERPRISE WATCH」様は、米国のラスベガスで開催されている「VMworld 2008」の基調講演のうち、9月17日に行われた「VMware CTO Dr. Stephen Herrod氏」の講演概要を報じています。

(http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/topic/2008/09/18/13876.html)

 affilieが注目した部分に限定して記載しますので、詳細は上記の記事を参照してください。

 まずは、「フォールトトレランス機能」です。
 云わゆる「マスター/スレーブ」とか「プライマリー/セカンダリー」構成の機能となります。
 細かい仕様上の制約は省きますが、要は「サーバーサービスを無瞬断で切替運用可能」となる技術らしいです。
 それが、「管理画面」から「設定」するだけのお手軽さのようです。
 個人ユーザーの趣味の範疇では「高価なだけ」ですが、法人…とりわけ金融業界や保険業界で「僅かでもダウンされては困る…」という処には必須の機能と思われます。
 まっ、「フォールトトレランス機能」の概略が判っただけでも儲けものですけど…。

 次は、「Virtual Center」の話題です。
 これまでは「Windows Server」ベースでしか動作しなかった「Virtual Center」の「Linux」版が公開されるようです。
 また、「Virtual Center Client」では、マルチプラットフォームにすると公表した模様です。
 これで「管理機能」を端末を選ぶことなく、「柔軟に使用できる」ようになる模様です。

 そして、営業戦略に役立ちそうなのが「VMware View」のようです。
 「マスターサーバー」の内容を、「1対多」の「クローンクライアント」へ自動的に適用できるようです。
 つまり、「マスターサーバー」を変更するだけで、予め転送設定を行っている「クローンクライアント」へ反映させるのですから、管理部門と出先営業とのギャップが少なくなり、画一的な営業資料を配布することが可能になるようです。
 また、設定項目として「アクセス許可/拒否」もあるので、例えば「「クローンクライアント」としている「ノートパソコン」を電車の中に置き忘れた…」という際に「アクセス拒否」としておけば「接続を拒否し、シャットダウンさせ、使用不可」にすることもできるようです。

 いやはや、仮想化も「単に仮想」ではなく、「利便性を追求した」ものに変わろうとしている…ようです。

 この文書は、Google Document で作成し、公開もしています。
 (http://docs.google.com/Doc?id=dcw8wfzq_61hpmp24dg)

週末雑貨 affilie
(http://affilie.ntym.net/)

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