2008年9月6日土曜日

インテル(Intel)の仮想化に関する説明

 インテルが開発者向けに行っているセミナー「Intel Developer Forum(IDF)2008」において、次世代CPUとなる「Core i7」を含むインテル(Intel)の持つ仮想化技術を説明しているページがEnterprise Watch様にありました。

(http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/topic/2008/09/05/13785.html)

 内容的にはCPUアーキテクチャや技術に関する説明であるので一般の方には難解なシロモノです。

 PCのハードソフトで飯を食べるなら必須事項ですが、オフィススイートを操作したり、趣味で扱っている分には「そうなんだぁ~」程度で十分と思います。

 ここ最近のPC関係を見ていると、マルチコア化による高速化が図られており、相乗するように仮想化技術も高速化が図られています。
 「VMware ESXi」や「Hyper-V」に代表されるようにサーバー用途でクライアント向けとは言い難い状況にある仮想化技術です。

 ここから先はaffilie独断の夢物語を交えて記載します。

 現在の「仮想化」は、「1台のPC」上で「複数のOS」を高速に実行させることに主眼が置かれています。
 「Xen」、「Hyper-V」、「VMware ESX server i」は何れも「1台のPC」上で「複数のOS」を実行させるためのものです。
 そのため、ソフトウェアで処理していたものが、「Core i7」の新規に追加される命令セット拡張機能によってハードウェアで処理できるようになり、高速化します。

 ところが、この技術をクライアント向けに実装したらどうなることだろうか。
 「Xen」に喩えれば…。
 Dom0に相当する部分でWindowsのコアが動作し、DomUの部分でアプリケーションを実行できるようになれば…素人考えですがマルチアプリケーションの実行が安定し、かつ高速になると思うのだが…。
 もっとも、そんな回りくどいことをしなくとも、マルチコアを確実に割り当てられれば良いだけのことですが、なかなか巧くいかないのもあるだろう。

 そこで、「仮想化技術」のお出ましとなる。

 「仮想化」により、あたかも専用のPCとして動作させているところで「アプリケーション」を実行するのだから安定して動作するものと考えられる。
 1つの「仮想化」上では速度は遅いが、トータルとしての速度はハードウェアによる処理もあるので高速化するものと思う。

 また「Dom0」という共通項でコアを動作させており、DomU側で同一のアプリを並列処理できるようになれば「擬似クラスタ環境」ともなるので、これまた安定した高速化が図られるかもしれない。

 なお現状ではグラフィックの「仮想化」はソフトウェアに依存しており、高速化が待たれるところであるが、ハードウェア対応したら「とてつもない高速な3Dゲーム環境」になるかもしれない…。

 下手な横好きのトホホな空想として読んでください。


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