Fedora9では、ソフトウェアアップデータの挙動に関するセキュリティーがFedora8より強化修正されているようです。
rootアカウントでログインした状態ではソフトウェアアップデータが起動し、一覧を表示するもののインストール、アップデート、アンインストールができません。
このため、rootではない一般アカウントでログインし、ソフトウェアアップデータを起動し、起動時にsuのパスワードを入力した状態のソフトウェアアップデータではインストール、アップデート、アンインストールが使用できるようになります。
つまり、rootとsuとでは異なる挙動になっています。
こうした状況からrootユーザーの権限を何かの設定で剥奪設定していると思いますが、現在のところはドコで設定されているかは不明です。ヘルプも見ましたが、解決できる記載はありませんでした。
セキュリティ対策上の基本的なところと思いますが、情報が無いのには困りものです…って愚痴を言っても始まらないか…。
そんな状況ですので当ブログの常連さんはタイトルを見ればわかるように"その1"がついています。つまり、"その2"とかも予定しており、上記の状況を改善する内容が判明したら再記載します。
また、ソフトウェアアップデータのほか、ソフトウェアの追加・削除もソフトウェアアップデータと同様にrootログインした状況では一覧表示だけです。 こちらも上記と同様にroot以外の一般アカウントでログインし、ソフトウェア起動時にsuパスワードを入力した状態にすれば機能します。
一覧にナニも表示されない時は、fileメニューからrefreshを実行してみてください。
ソフトウェアの追加・削除の基本的な使用方法は、ソフトウェアを選択してウィンドウ下部にあるインストールボタンを押します。しかし、これでは1個づつ 行わなければならないので面倒の極み。CTRLキーやSHIFTキーを押しながらクリックしても複数選択にはならず、これまた面倒の極み。
そこでダブルクリックしたらインストールされていないものはインストールされました。よって一覧がリフレッシュされる前にダブルクリックをしけば Queueに蓄積され、連続したインストール作業を実行することができました。ヘルプにも記載されていないようですのでお試しください。
特に日本語環境を充実させるには必須の作業ですのでお勧めです。
次にFedora8からFedora9へバージョンアップインストールした方へのチョットしたお土産です。
なんてことはありません。Fedora9をクリーンインストールした際のYum定義ファイルです。
Yum定義ファイルを見た限りでは8とか9とかのバージョンを表現するものが使用されていませんので、ドコかに記載されているパッケージバージョン情報を補完参照していると思いますが、私にはドコを見ているかは不明です。
- /etc/yum.conf 「yum.conf.sample」をダウンロード
- /etc/yum/pluginconf.d/refresh-packagekit.conf 「refresh-packagekit.conf.sample」をダウンロード
- /etc/yum.repos.d/fedora.repo 「fedora.repo.sample」をダウンロード
- /etc/yum.repos.d/fedora-rawhide.repo 「fedora-rawhide.repo.sample」をダウンロード
- /etc/yum.repos.d/fedora-updates.repo 「fedora-updates.repo.sample」をダウンロード
- /etc/yum.repos.d/fedora-updates-testing.repo 「fedora-updates-testing.repo.sample」をダウンロード
Yumのコマンドに関するヘルプは"man yum"で見ることができます。
コンソールから操作する際はsuになっておき、"yum install
Fedora9ではソフトウェア名にarchitecture番号を付与する必要があり、私のように32ビット環境ではi386とかが必要になります。 共通しているものはnoarchになります。バージョン番号は不要なようで新しいものが勝手に選択されてインストールされるようです。