2008年9月25日木曜日

パナソニックはCEATECに「3D フルHD プラズマ・シアターシステム」を出展する模様

パナソニック(まだ松下電器産業だが…)は、同社プレスリリースで9月24日付「世界初* 左右の視点毎にフルHD映像を表示し臨場感ある3D映像を視聴できる「3D フルHD プラズマ・シアターシステム」を開発」を発表した。

さらに、同システムを9月30日より幕張メッセで開催されるCEATEC JAPAN 2008に出展するとも公表した模様です。

今回のパナソニックシステムは、プラズマディスプレイの高速応答性に着目し、リフレッシュレート60Hzの立体映像となるように、専用液晶メガネシャッター駆動させ、左目専用映像、右目専用映像を作り出し、擬似的に(脳内で合成される)立体映像となるシステムのようです。

つまり、かつてnVidiaGF5800GF6800ブラウン管を使ったアノ「液晶メガネシステム」を今風にアレンジしたようなシステムです。デバイスドライバとしては、現行の「Forceware」を名乗る前の「Detonator FX」としていた頃の「Stereoドライバ」になろう。affilieは、未だに、その当時の液晶メガネ(ELSA製とIOデータ製)とドライバを保存していますが、ディスプレイが液晶に変わっているために押入れの肥しと化しています。

話が余談に逸れてしまいましたが、この当時に、この環境で3Dを遊びまくった方は、今回のパナソニックシステムは解像度をFull-HDにし、ディスプレイプラズマにした程度…と思ってもらっても良いだろう。

映画館等で使われている現在の方式などは、AV Watch様の記事を参考にして欲しい。

ここでは、「nVidiaの古い話をされても判らない…」という方向けに簡単に理屈を説明します。

人間の目は、両方の眼で見ることによって、立体を脳内で合成し、映像として認識しています。

つまり、右目の信号、左目の信号をバラバラに脳に送り、脳内で合成して立体として視認しています。

立体映像技術は、この錯覚現象を利用します。

リフレッシュレート60Hzの立体映像を作りだすには、右目に60Hzの右目専用の映像、左目に60Hzの左目専用の映像を送り込むようにします。これを脳内で合成すれば60Hzの立体映像になります。

この片目専用の映像を双眼鏡のような装置なら簡単なのですが、1枚のディスプレイから認識させてやるには工夫がいります。

その工夫が、液晶シャッターメガネということになります。

液晶シャッターメガネの仕事は、ディスプレイに右目専用の映像が映っている時は「左目を黒くして遮光し、右目は通過」させ、ディスプレイに左目専用の映像が映っている時は「右目を黒くして遮光し、左目は通過」させます。これを交互に高速に行っているのです。

つまり、液晶シャッターメガネを着けないでディスプレイを視ると、120Hzの映像がゴーストの酷い映像のように映しだされています。

ディスプレイの映像と液晶シャッターメガネシャッターとを同期させているのがパナソニックの場合は赤外線リモコンになります。ちなみに、古いnVidiaのシステムでは、VGA出力信号をケーブルで分岐し、その信号を利用するようになっていました。

なぜ60Hzかというと、蛍光灯の光は50Hz(東日本)の映像と喩えられ、多くの方は慣れてしまって残像感が無いとされる領域です。

逆に120Hzというレートは現在のディスプレイ技術の限界であり、これ以上は困難だからです。

なお、液晶でも同様にしてムリヤリ3D化することはできますが、75Hzが限界とされていますので半分の32Hzあたりの映像となり、フリッカーを誰もが感じ、不快感を示すと思います。

パナソニックの資料にもあったようですが、液晶でも最近では120Hz駆動とかと言われるようになってきましたので、高速応答する液晶が開発されれば、今回のシステムを液晶に組み入れることも可能と思われます。

3D フルHD プラズマ・シアターシステム」を開発
(http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080924-1/jn080924-1.html?ref=news)

松下、Blu-rayPDPを使ったフルHD 3D -劇場の3D対応にあわせ、規格化へ。CEATECに出展(http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080924/pana.htm)

3D実用化に本気で取り組む松下の新技術 プラズマの特性を生かし、BDプレーヤーの互換性も確保(http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080924/avt032.htm)

この記事は、OpenOffice.org Writerで起稿し、投稿しています。

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