MSIからDDR2(667/800/1066(OC)対応)4本とDDR3(800/1066/1333/1600(OC))4本との合計8スロットものメモリスロットを搭載したP45チップセットのマザーボード「P45-8D Memory Lover」の販売が秋葉原で確認されたようです。
この販売は、Akiba Watch/アキバ総研/Asciiで記載されており、期待度の高い製品と思われます。
とくにAsciiでは、4ページに渡る特集記事が掲載されており、Radeon HD 4850を搭載した際のDDR2とDDR3との違いをベンチマークテストし、結果が記載されています。
メモリスロット8本のP45マザー発売、DDR2/DDR3各4本
(http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20080927/etc_msi.html)
8本のメモリスロット(DDR3/DDR2)を搭載した変態マザー! MSI「P45-8D Memory Lover」発売
(http://akiba.kakaku.com/pc/0809/25/194500.php)
DDR2/3両対応のMSI製マザー「P45-8D Memory Lover」の実力とは?
(http://ascii.jp/elem/000/000/174/174998/)
Ascii様のベンチマーク結果を見る限りでは、DDR2とDDR3との違いは殆どなく、メモリの販売価格を考えたらDDR3を使っても空しくなるような結果でした。
このことから、拡張メモリ本来の使われ方であるメインメモリ(バッファやキャッシュ)としては、DDR2やDDR3の速度上の恩恵は少ないと思われます。
ただし、チップセットが今回のP45とは異なり、G45である場合は差が生じる可能性があります。
これは、G45に内蔵されているグラフィックアクセラレータを使用した場合は、拡張メモリがグラフィックメモリとして使用されるためです。拡張グラフィックカードを思い浮かべて欲しいのですが、グラフィックボードの処理性能を決めるのは、メインとなるGPUのほかに、グラフィックメモリも重要となります。同一のGPUでも、搭載されているグラフィックメモリが高速なほど、ベンチマーク結果も良くなります。G45に内蔵されているグラフィックアクセラレータを使用した場合は、それと同じ状況となり、DDR2でも高速なほど、DDR2よりもDDR3の方がより高速になり、その結果としてベンチマーク結果が良くなると思われます。
なお、G45チップセットのマザーボードで、今回のベンチマークテストと同様に拡張VGAカードを挿してメインVGAとして使用した場合は、G45内蔵のグラフィックアクセラレータは使用されず、動作条件としてはP45と同等になりますので、この場合はP45のテストと同様の結果になると推定します。
今度は、仕様に注目してみます。
ある程度の解説は、前述のAscii様の記事が写真も多く、出版も扱っている会社のサイトですので判りやすいと思います。
また、MSIの製品ページ(英語)をリンクしておきますので参考にしてください。
P45-8D Memory Lover
(http://global.msi.com.tw/index.php?func=proddesc&maincat_no=1&cat2_no=170&prod_no=1620)
このページの下半分がSpecificationとなっています。
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Support CPU
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Core 2 Extreme/Core 2 Quad/Core 2 Duo (Yorkfield/Wolfdale)
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Support FSB
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1600(OC)/1333/1066/800 MHz
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Chipset
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Intel P45 + ICH10R
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Main Memory
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DDR2 667/800/1066(OC) MHz (最大 16GB)
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DDR3 800/1066/1333/1600(OC) MHz (最大 8GB)
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DDR2系とDDR3系との同時使用はできません(排他利用)
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Slots
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PCI Express x16 (Ver.2.0対応) 1本
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PCI Express x1 1本
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PCI (Ver.2.3 32ビット:云わゆる普通のPCI) 3本
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IDE/SATA
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ICH10RでSATAx6 (RAID 0/1/5/10対応)
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JMicron 363チップでPATA 1ポート(Master/Slave) (UDMA 66/100/133対応)
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JMicron 363チップでSATA 2ポート (RAID 0/1対応)
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Audio
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Realtek ALC888 (7.1ch)
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LAN
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Realtek 8111C
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10/100/1000 x1ポート
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IEEE1394
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JMicron 381
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最大400Mbps
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外部1ポート/内部は不明
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バックパネル
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PS/2キーボード x1
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PS/2マウス x1
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パラレルポート x1
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RS-232C x1
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オーディオ 8 ステレオミニジャック
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USB 2.0 x4
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RJ45 LAN x1
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IEEE1394 x1
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CMOS クリアボタン x1
最近は、省略されつつあるPS/2関係ですが、キーボードとマウスが実装されています。
ユニークなところとしては、バックパネルにCMOS クリアボタンが実装されています。クロックアップテストで躓いた時に、ケースを開けることなくリセットできるのは嬉しいところだろう。
また、基板上には、電源とハードリセットのスイッチ(端子ではなく本当のスイッチ)が実装されており、前述のCMOS クリアボタンと併せて、オーバークロックでの作業を意識した仕上がりとなっています。
なお、DDRメモリは、DDR2とDDR3との同時使用はできません。
また最大対応容量も、DDR2は4GBx4=16GB、DDR3は2GBx4=8GBとなっています。
秋葉原の店頭では、多くのショップで販売が確認されており、値段も21,000円ということだから、21,000~23,000円台と予想されます。
週末雑貨では通信販売が主となりますので、オンライン部門でリストや値付けが行われているショップへのリンクを貼っておきますので、在庫や値段の参考にしてください。
Faith
(http://www.faith-go.co.jp/parts/detail/?id=78387)
スリートップ
(http://www.3top.co.jp/shohin_shosai.php?shohincode=20080925170920835)
ark
(http://www.ark-pc.co.jp/item/P45-8D/code/12100891)
TwoTop
(http://www.twotop.co.jp/details/?id=78387)
投稿:週末雑貨 affilie
(http://affilie.ntym.net/)
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